【決定版】図書館で調べ物をする方法を2つのルートにしました【独学の道具箱】
対象読者
ネットでの情報収集に疲れた人
未開拓の分野に飛び込みたい人
図書館を使ったことなどほとんどない人
図書館をもっと楽しみたい人
使う道具
履きなれた靴
ペン
メモ帳
ノート
ルート1
ある程度古い情報でもいい人はこのルートから
(昔からある学問について知りたいときなど)
1:自分が知りたいことをメモに書く
(この時、関連する単語を4〜5個、一緒に書いておくとベスト。)
↓
2:図書館の百科事典でその項目を調べる
↓
3:ズバリお目当の項目があったら、要約をノートにまとめる
↓
4:項目がなければ、関連する単語で引く
↓
5:関連項目に出てくる名詞と数字をメモして、新しく知った名詞でもう一度引く
↓
6:2から5を繰り返す
↓
7:ダメならルート2へ!
ルート2
比較的新しい情報を手に入れたい場合のルート
(ビジネスや医療について知りたいときなど)
1:自分が知りたいことをメモに書く
(この時、関連する単語を4〜5個、一緒に書いておくとベスト。)
↓
2:図書館のマップを見て、求める本がありそうな棚を探す
(見つけたら、どの棚を見たのかメモ。)
↓
3:棚の左側をじっくり探す
↓
4:棚を右側に移動してざっとタイトルを眼でスキャンする
↓
5:良さそうな本のタイトル・著者・請求番号をメモする
↓
6:使える本は借りるor館内でノートにまとめる
↓
7:良さそうな本がなければ、メモを持って、レファレンス窓口に相談する
(これじゃない、という本も、できればいくつかメモしておくといいです。)
(レファレンス窓口では、知りたいことと、実際に探した場所を伝えるために、メモを見せます。解決可能性が大幅にアップします。)
解説
今や情報収集の第一手はインターネット。
でも、よほど新しい事柄に関して出ない限り、効率よく情報を手に入れる手段は、今も変わらず書籍です。
理由はシンプル。
書籍は、喩えれば「情報のセット」「情報の缶詰」として売られる商品なので、まともな本を1冊見つけられれば、その分野の最低限の基礎レベルと、少しくらいは応用レベルが書かれているからです。
(文学作品だと話はまた別です)
(構成を設計するプロである編集者が、下手くそな構成設計をした本もあります)
そこで、図書館を利用するマニュアルの決定版を作りました。
知りたいことの入り口へ到達するための、一番最初の手順です。
ただ、何をすべきか、だけが書かれています。
古くてもまとまった情報が欲しい人はルート1、
なるべく新しい情報が欲しい人はルート2を使ってください。
ルート2のレファレンス・サービスは、使ったことのない人が多いかもしれませんが、本のプロである司書さんが調べ物を手伝ってくれるサービスです。借りたり返したりする時に使う窓口の近くにあるか、あるいはその窓口が兼任していることも多いので、積極的に話しかけてみてください。