コクヨの『測量野帳』がポピュラーになりつつある 。

銀座LOFT 銀座ベルビア館

先日、銀座のLOFTにお邪魔すると、コクヨの測量野帳と、マルマンのスケッチブックがプッシュされていました。

スケッチブックは60周年、測量野帳は来年で60周年だそうで。
マルマンのスケッチブックシリーズは、かなりポピュラーだと思う。
でも測量野帳って、あんまり見かけなくない……?

しかし、ツイッターで「測量野帳」と検索すると、一日にかなりの数のツイートがある。
そんなに人気を獲得するものだろうか……?

しかし事実、売り場にはこんな書籍があった。2016年に刊行された本だった。

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いや、でも、わかるよ、確かに。
硬い緑の表紙に金箔押し、ポケットサイズ、というのは、使ってみたくなる。
そんじょそこらにあるメモとは違う、渋い質感。
つい手にとってみたくなる。

と、帰りに三省堂有楽町店の文具売り場を見てみると、

あった!
ということは、ビジネスパーソンで使ってる人がそれなりにはいるということか!

改めて調べると、2015〜6年頃から、文房具・雑貨系のブログで取り上げられている。

コクヨなんて、特設サイトを作っているくらいだ。
https://www.kokuyo-st.co.jp/stationery/fieldnote/

そういえば、尊敬する佐々木中先生も、昔仕事で使っておられて、土方仕事をしない今でも研究ノートとして使い続けていると坂口恭平が証言していた。
そうか、あれか!

でもちょっと待った。
自分で使うのなら、コンパクトなノートだから、数種類に分野を分けて使いたい。
でも、色合いは一種類しかないから、差別化しにくいんでは?

そこで閃いた。
背中にマスキングテープを貼ればいい。
これなら複数ジャンルで冊数が増えても、テープの柄で分類できる。

そんなわけで、管理人は、
政治の動向を記録するのに「レベルブック」
それ以外のもろもろには「スケッチブック」

てな感じで使い始めました。
ひとまず今年いっぱいは試してみて、改めて感想を書いてみたいですね。

(ちなみに、世間的にはスクエア罫線が入ってるだけのスケッチブックの売上が良いみたいだけど、日付と時間を左に細かくメモできて、右ページに出来事を詳しく書く、という使い方ができるレベルブックは、意外に重宝。なにより、測量現場で使われている「専用」感があって楽しい!)

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EDITED BY

森大那

1993年東京都出身。作家・デザイナー。早稲田大学文化構想学部文藝ジャーナリズム論系卒業。2016年に文芸誌『新奇蹟』を創刊、2019年まで全11巻に小説・詩・批評を執筆。2018年にウェブサイト&プロジェクト『彗星読書倶楽部』を開始。2020年に合同会社彗星通商を設立。

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