【メンバー限定】サイード『オリエンタリズム』【彗星読書ゼミ】
第20回目の彗星読書ゼミは、あらゆる学問領域に多大な影響を与えた、20世紀が生んだ必読書、エドワード・サイード『オリエンタリズム』です。
パレスチナ生まれでありながら、アメリカ・コロンビア大学の英文学教授だったサイード。
彼が1978年に発表した論文『オリエンタリズム』は、西洋が異文化・植民地に対してもつ根本思想を暴き、これを読まずには、もはや文学も文化も語れない、これを読むと読まないとでは、世界の見え方が変わってしまう……と言っても過言ではないほどの大変革を起こしました。
従来、「オリエンタリズム」は「東洋についての学説」を意味していた言葉だった。
しかしその根底には、実態とは異なる歪んだイメージを流布し、それに東洋に住む人々が抵抗できない仕組みを作る思惑があった。
本書は、膨大な例を引いてそれを明らかにしながら、西洋の学問を鋭く批判してゆきます。
今回の講義では、サイードの指摘を解説しつつ、「言説、表象、規律=訓練」といった現代思想の重要キーワードをわかりやすく説明。
さらに、私たち日本人は本書をどう読めばいいか、どうすればオリエンタリズムに抵抗できるのかを提示します。
世界的に大きな変化が起こる今、一生涯使える思考ツールとして、この本のエッセンスを活用してください。
刊行:平凡社ライブラリー
価格:上下ともに¥1,553+税
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オリエンタリズム 上
オリエンタリズム 下
再生時間:1時間8分59秒
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