【メンバー限定】『文学とは何か?』講義 完全版【彗星読書ゼミ】
第28回彗星読書ゼミは、新シリーズ【彗星読書倶楽部の文学概論】の第1回講義『文学とは何か?』です。
これまで特定の作品や作者、時には「世界文学」のような射程範囲の広いテーマで文学を解説してきた彗星読書ゼミですが、前回の第27回『詩人・田村隆一の世界』までを第1シリーズと捉え、2023年1月配信分からは第2シリーズ【彗星読書倶楽部の文学概論】を配信します。
文学とは何か。
人文学とは何か。
芸術とは何か。
あたりまえなようでいて、根本部分をはっきりと誤解の余地なく語ってくれる本はほとんどありません。
実は大学の授業や社会人向け講座でも、こうした文化の基礎を概論的に説明してくれるものは、日本国内ではめったにありません。
原因として考えられるのは、そうした概念の実例があまりにも多すぎ、一言では定義できなくなっていることです。
しかし、語源を調べたり、歴史的な法則性を見出すことは可能でしょう。
シリーズ【彗星読書倶楽部の文学概論】では、「文学」を皮切りに、「人文学」や「芸術」といった、文化の根源にある概念をわかりやすく解説します。
第1回の今回は、『文学とは何か?』。
私たちは「文学」を「難しい小説」のことだと捉えがちですが、この意味で使われるようになったのはここ200年くらいの出来事。
歴史的には、「学芸」「書かれたもの全体」など、もっと広い意味を持っていました。
語源をたどり、小説や詩歌や批評などのジャンルをあらためて詳しく紹介した上で、文章を読むことは人間にとってどんな意味を持つのか、さまざまな話題を引き合いに出し、探ってみましょう。
その結論として、動画の最後には、「村上春樹の文体が自分に合わない、と語る人はたくさんいるが、一体何が”合わない”のか」という疑問を提示し、ひとつの答えをお話ししています。
再生時間:1時間5分23秒
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