彗星読書倶楽部の文学概論3『芸術とは何か?』

【メンバー限定】『芸術とは何か?』講義 完全版【彗星読書ゼミ】

第30回彗星読書ゼミは、【彗星読書倶楽部の文学概論】第3回『芸術とは何か?』です。

芸術、アートについての本は世の中に山ほどあります。
もちろん、テレビ番組も……!

その割には、「芸術」概念そのものをごまかしなく説明してくれている本は滅多にありません。

これはある意味しょうがないことです。
芸術は西洋でも東洋でも、その語源からして広い対象を扱い、また、その具体例=作品も無数に存在します。一言で説明することができない宿命を背負っているのです。

そこで今回は、「芸術」=artの語源を調べることで、この概念の根本部分へと踏み込んでみます。

イントロダクションでは本題へ入る前の準備として、言葉の意味には2種類、ディノテーション(辞書的な意味)コノテーション(背景的な意味)がある、という言語学のツールを身につけておきます。

第1章ではartの語源であるars(ラテン語)・paideia(古代ギリシャ語)の意味とニュアンスを確認し、artという概念が持つ根源的な意味「自然に抗って生き延びるための工夫」について学びます。

第2章は、西洋世界における、芸術に対する価値観の変化をたどり、20世紀の大変化をへて現在にいたる流れを見てみましょう。

そして、芸術にまつわる4つの問題を取り上げ、発展的(つまり真に基礎的)な観点からもう一度「芸術」なる概念を捉え直します。

芸術=アートは、美術館やギャラリーの中だけにあるものではありません。
見終わった後、きっと日常風景の見え方が変わる、大ボリュームの講義です。

再生時間:46分57秒

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EDITED BY

森大那

1993年東京都出身。作家・デザイナー。早稲田大学文化構想学部文藝ジャーナリズム論系卒業。2016年に文芸誌『新奇蹟』を創刊、2019年まで全11巻に小説・詩・批評を執筆。2018年にウェブサイト&プロジェクト『彗星読書倶楽部』を開始。2020年に合同会社彗星通商を設立。

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