【音声配信】彗星ポッドキャスト再開のお知らせ&萩原朔太郎の解説篇を公開!
音声配信で、文学解説を始めます
これまで長らくお休みしていた音声配信番組『彗星ポッドキャスト』ですが、本日より、新たなスタイル・内容で配信することとなりました!
これまでは1篇1時間前後のプログラムを作っていましたが、
今回からは、1エピソード10分前後に。
そのおかげで、配信者である私は録音が楽になり、リスナーにも気軽にお聴きいただけるようになりました。
これまでは丸山さんとふたりで大掴みなテーマを設定しトークを繰り広げてきたものの、
丸山さんがご多忙となり参加できなくなってしまったことにより、扱う内容を変更。
再開後のポッドキャストのテーマは、
小説や詩、戯曲や批評などの文学の名作を、
私があらゆる角度から解説してゆくものとなります。
その作家は、なぜ評価されているのか。
その作品は、どこが面白いのか。
これは、解説のプロにしか言語化できないことです。
私の解説では、資料をもとに、作家や作品にまつわるエピソードを取り上げながら、
時に定説を、時に大胆な読解をお聞かせします。
1テーマあたり、3〜5エピソードで解説します。
つまり、合計で30分〜50分の解説になるわけですね。
試験的に、日本の詩人と言ったらこの人、という最重要詩人、萩原朔太郎について3本で語ってみましたが、
内容と配信スタイルの相性が、非常にいいと感じます。
語る内容を細切れにすることで、多角的な解説をすることができるのが、この新方式の魅力です。
『日本近代詩のヒーロー・萩原朔太郎の詩』
最初に3篇を録音することにし、ふさわしい題材として、萩原朔太郎の詩を選びました。
いまだに読み継がれ、他のどんな詩人よりも若い読者を獲得しているのは、どう考えてもこの人です。
とは言え、合計30分で語れることなんてほんのちょっとですが……
けれど、逆にその方が、情報がすっきりとまとまり、
萩原朔太郎を知らない人には入門として、
すでに知っている人には「そうそうそれが面白いんだよ」と思ってもらえるスケールかとも思えます。
そこで、第1回では初期の詩「猫」「干からびた犯罪」「天景」から、彼の決定的な<新しさ>を解説。
第2回では小説「猫町」「虫」から、彼のインスピレーションの源泉に迫り、
第3回では名作「死なない蛸」を取り上げて、詩の想像力のパワーを具体的に紹介しました。
それぞれのエピソードは、下の再生ボタンよりお聴きいただけます。