【独学のエンジン】新しいことを始める&続ける方法【モチベーション維持】

対象者:
新しい何かを始めたい人
それによって新しい仲間を作りたい人
独学が続かず悩んでいる人

自分にとって新しいことを始める方法
それは、

欲しいものが手に入らないから、「自分で作りたい」と考えること

です。

解説

管理人は、人生のかなり長いあいだ、積極的に新しいことを始めようと考えた経験があまりありませんでした。
『新奇蹟』という同人誌を仲間と始める時も、
「大丈夫かねえ……」と思っていたものです(結果は大成功だった)。
彗星読書倶楽部を始めてからは、冒険してばかりです。
先日は「彗星読書夜話」という有料サービスまで始めましたしね。

そこでふと振り返って、
「どんな時に、積極的に知らない領域に足を踏み入れたんだろう」
と考えて、あることに気づきました。
いつも、必ず同じ理由があったんです。

これはあらゆる学習や、特に独学のきっかけづくり、独学のモチベーション維持にも使えるので、共有します。

新しいことを始める方法

自分にとって新しいことを始める方法。
それは、

欲しいものが手に入らないから、「自分で作りたい」と考えること

です。

彗星読書倶楽部を作ったきっかけは、
changingminds.orgcreatingminds.orgの、人文学に特化したヴァージョン、しかも日本語版があればいいな」
と思い、
「でも他人には期待できないから、何年かかってでも自分で作るか」
と考えたことでした。
で、その日のうちにサーバー契約したのでした。

これはおそらく、すべての学習行動の引き金であり、エンジンでしょう。

金銭で買えるものであれば、お金を貯めて買えばいいだけのことです。
しかし、自分が欲しいものを誰も作っていない=商品にしていないとしたら?
一番早いのは、人を雇って作らせることですね。
でも、よほどの資本金が懐になければ、そんなことできません。
だから、自分で作る。

外国語も、通訳を雇えば一発解決です。
でも、24時間、通訳を引っ張り回すわけにはいきません。
だから、自分で外国語を学んで、使えるようにする。

商品が目の前にあっても、あまりに高価で買えない時には、自分で作るという手があります。
以前、球体関節人形の作家さんが、
「もともと見るのが好きだったけど、買おうとしても手が届かない金額だから、自分で作り始めた」
と語っているのを何かで読んで、
「満足する作品が出来上がるまで時間はかかるだろうけど、結果的に自分にスキルが身についてるわけだから最高の選択肢だな」
と思った記憶があります。

この
「無い、けど、欲しい」
の欲望は、強ければ強いほど、モチベーションが維持できます。

面倒くさがりな人ほど、「絶対欲しい!」と願うものを探すといいということになりますね。
何かを学習する時、欲望は、むき出しにしましょう。

自分の心の中を他人に言う必要なんてありませんから、
自分が何を欲しているのか、正直に確認してみると、間違いなくそれが学習の原動力になります。

強い飢餓感を動機に、自分が知らない新たな分野の知識と技術を習得して、
今までの自分、今までの環境とはおさらばして、気分良く生きてきましょう。

EDITED BY

森大那

1993年東京都出身。作家・デザイナー。早稲田大学文化構想学部文藝ジャーナリズム論系卒業。2016年に文芸誌『新奇蹟』を創刊、2019年まで全11巻に小説・詩・批評を執筆。2018年にウェブサイト&プロジェクト『彗星読書倶楽部』を開始。2020年に合同会社彗星通商を設立。

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